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2014年11月27日

科学への関心低い 日本の高校生

日本の高校生は、米国、中国、韓国の高校生と比べて、自然や科学に対する興味や関心が低く、「社会に出たら理科は必要なくなる」と考える生徒の割合が高いことが、国立青少年教育振興機構が実施した調査でわかった。

調査は昨年9~12 月、4か国の高校生計約6,5 0 0人が回答。

自然や科学に興味関心が「とてもある」「ある」と回答した割合は、中国が7 9 .3% 、米国が6 3 . 6 % 、韓国が6 3 .1%で、日本は5 9. 5%で最低だった。

理科の自由研究をしたことがある生徒の割合は、日本は5 4 . 6 %でいちばん高かったが、小学校5年生をピークに減少している。

自然や科学に関する学習について、「よくした」「時々した」と回答した人の割合がもっとも高い項目は、日本は「先生が行う実験を見る」だったが、他の3か国は「自然や科学についてのテレビを見る」がもっとも多かった。
「インターネットで調べる」も日本は2 9 . 8 %で、いずれも4割を超えた3か国を下回り、「本や雑誌を読む」も3 2 . 3 % と最低で、「調べ学習」の割合が低い実態が浮かんだ。

また、「社会に出たら理科は必要なくなる」と考えている割合は、日本が4 4 . 3 % ともっとも高く、韓国3 0 .2% 、米国2 2 . 4% 、中国19 . 2 % 。「将来、科学的なことにかかわる仕
事に就きたい」と考える生徒も、日本は27.6 %でいちばん低かった。

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