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2020年11月25日

大学入学共通テスト2025年から「情報」新設

来年1月に初めて実施される大学入学共通テストの出題科目について、大学入試センターは2025 年から「情報」を新設する素案をまとめた。今後、大学や高校などから意見を聞き、来年3月をめどに方針を決める。
現在の中学校2年生が高校に入学する22 年度から、高校の新学習指導要領が施行され、「情報Ⅰ」のほか、自然環境や防災を学ぶ「地理総合」などが必修になる。このためセンターは、新学習指導要領で学び始める現在の中2が大学受験を迎える25 年1月の共通テストの教科・科目を検討。その結果、現在の6教科30 科目から7教科21科目に再編、「外国語」「国語」「数学」などと並ぶ教科として、プログラミングや情報通信ネットワークの活用などを学ぶ「情報」を新設することにした。
「情報」の試験では、コンピューターで試験を行うCBT(コンピューター・ベースド・テスティング)化については環境整備が必要とし、25 年はマークシートなどの実施を検討している。
このほか素案では、「地理歴史」「公民」の2教科は、現在の「日本史A」「現代社会」などの10 科目から、「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「地理総合、地理探究」「公共、倫理」「公共、政治・経済」、地理歴史と公民を組み合わせた「地理総合、歴史総合、公共」の6科目から最大2科目を選択。
「数学」は現在の「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」の6 科目を、「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅰ」「数学Ⅱ・数学B、数学C」の3科目にするとしている。
「理科」は「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「科学」「生物」「地学」の8科目を、基礎の4つを1科目にまとめ5科目に。「外国語」は現在の5科目のままで、「国語」も1科目のままとなっている。

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