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2020年8月26日

「ポストコロナ」へ 新しい教育様式提示

 これからの学校教育の姿を検討している、中教審初等中等教育分科会「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」の第9回会合で、新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえた、
学校教育におけるオンライン教育などの課題を整理した検討用資料が提示された。

 資料は、感染症が収束していない「WITHコロナ」の段階では、ICT を活用しながら、教師による対面指導と遠隔・オンライン教育との組み合わせによる新しい教育様式を実践する方針
を示した。一方、感染症が収束した「ポストコロナ」の段階では、子どもたちに対話的、協働的な学びを実現するため、教師が対面指導と家庭や地域社会と連携した遠隔・オンライン教育
などを使いこなす、ハイブリット化する姿が示された。

 教師の対面指導とオンライン授業などを融合した授業については、子どもの習熟度に差が出やすい単元を指導するとき、習熟度別の遠隔授業やオンデマンドの動画教材などの活用や、
教師や学習指導員が個別対応する時間を設けるなどの例が示された。

 また、高校では同時双方向型のオンライン授業について、単位数の算定要件など制度的な見直しを行い、対面指導と融合した柔軟な授業方法を可能とする方向性を打ち出した。

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