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2020年7月22日

授業不足を家庭学習で 「学習活動の重点化」通知

 新型コロナウイルスによる長期休校で生じた学習の遅れを取り戻すため、文部科学省は、「学習活動の重点化」について、全国の教育委員会などに通知した。
年度内に指導内容を終えることが困難な場合の特例的な対応として、学校の授業で取り扱うべき部分と家庭学習などで対応できる部分に分け、小学校6年生と
中学校3年生への対応や留意事項をまとめた。

 学習内容の精査は、文科省が各教科書会社と連携して行い、対面授業でなければ難しい内容と、分析・考察など家庭でも可能な内容を仕分けた。すべての教科書の
仕分けの結果を参考資料としてまとめ、具体例を文科省の「子供の学び応援サイト」で公表している。家庭学習でも可能とされた内容については、増員が予定されて
いる学習指導員ら学校スタッフも活用し、放課後など授業時間外に子どもの習熟度を確認するという。

 今回の通知では、小5・中2・高2は2年間で、それより下の学年は3年間で教育課程を編成し直し、学習の遅れを取り戻すことを容認している。また、今年度は、
全国学力調査と全国体力調査に加え、公立小中高の教育課程の編成・実施状況調査など各種調査も中止する。

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