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2020年4月15日

小学校高学年で教科担任制へ

 茨城県守谷市では、今年度から市立全9小学校で教科担任制を導入する。5、6年生の理科、音楽、図工の専門教員を
市の予算で独自に雇い、学級担任の授業の準備時間などを増やし、児童の学習の質の向上につなげるねらいがある。

 守谷市では、小学校5、6年生の理科や音楽などで、教科担任の「交換授業」が行われてきたが、学級担任の負担は
変わらなかった。市教育委員会は、教科担任制の導入で学級担任に週6時間程度の空き時間ができると見込み、その時間
を教材研究などに充ててもらい、働き方改革にもつなげたいとしている。

 昨年12 月、中央教育審議会初等中等教育分科会は、2022 年をめどに小学校高学年から教科担任制を本格的に導入すべき
との方針を示した。今年1月には、小学校高学年における教科担任制の実施を見据えた、教員免許状の課題に関する議論が始まった。

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