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2020年1月1日

子どものネット依存 各地で対策を検討

 岡山県教育委員会は今年5~6月、県内の中学生を対象にインターネットに関する調査を実施。その結果、全体の13.7%が病的なネット依存の
疑いがあることがわかった。2017 年に厚生労働省研究班が同じ設問で実施した全国調査の12.4%を上回る結果だった。

 調査では、「ネットに夢中になっていることがある」など8項目のうち、5項目以上の該当でネット依存が疑われる「病的使用者」。
3~4項目は依存になる危険性がある「不適応使用者」と位置づけられ、「不適応使用者」は32.6%だった。

 病的使用者とされた生徒を学年・男女別にみると、中3女子の17.2%が最も高く、中2男子の14.2%が続いた。

 県教育委員会では、危機的な状況だと捉え、対策をとる必要があるとしている。

 一方、香川県議会は、子どものインターネットやゲーム依存を防ぐため、「県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」制定に向けた協議を進めている。

 香川県では「さぬきっ子の約束」として、家の人とルールを決めることや夜9時までに使用を止めることなどを打ち出している。しかし、県内の子どもが
スマホなどでネットやゲームを利用する時間は増加傾向にあるとして、条例制定に踏み切り、来年4月の施工を目指している。

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