これだけは知っておきたい教育NEWS
2019年9月25日
学テ、底上げ傾向続くも中3英語に課題
4月に実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表された。
今年度から国語と算数・数学は、基礎知識を問うA問題と応用力を問うB問題が一本化され、
正答率は小学校の国語が64.0%、算数66.7%。中学校は国語73.2%、数学60.3%。
文部科学省では、国語や算数・数学については、全体として学力の底上げが図られている傾向が
示されているとみている。
今回、中学3年生で初めて導入された英語は、「話す」を除いた「聞く・読む・書く」の3技能の
平均正答率が56.5%。技能別にみると、
「聞く」が68.3%、「読む」が56.2%、「書く」が46.4%。
「話す」は30.8%だったが、約500 校が未実施だったため成績には集計されず、参考値となった。
「書く」では、与えられた選択肢の中から適切な接続詞を選ぶ2つの問題の正答率は、80.2%と59.2%と高かった。
一方、学校を表す2 つのピクトグラム(絵文字)の案を比較して、どちらがよいと思うかを25 語以上で記述する
問いの正答率が1.9%。「聞く」「読む」でも、記述式問題の正答率は8.5%と11.6%で、全般的に「書くこと」の
苦手さが浮き彫りになった。
「話す」では、自分の将来の夢を答える問題は45.8%だったが、教師が自分の家族を生徒に紹介する会話をふまえ、
家族について自由に質問する問題の正答率は10.5%にとどまった。
また、国語では、架空の中学生新聞へ投書するという場面設定で、紙面の投稿先の情報から封筒へ宛名を記入する
問題の正答率が57.4%にとどまった。2012 年度の学力テストでも、はがきの表書きを書く問題が出題されたが、
その際の正答率は74.2%だった。電子メールの普及などで手紙をあまり書かなくなったことが反映された結果となり、
新たな課題が浮かび上がった。
今年度から国語と算数・数学は、基礎知識を問うA問題と応用力を問うB問題が一本化され、
正答率は小学校の国語が64.0%、算数66.7%。中学校は国語73.2%、数学60.3%。
文部科学省では、国語や算数・数学については、全体として学力の底上げが図られている傾向が
示されているとみている。
今回、中学3年生で初めて導入された英語は、「話す」を除いた「聞く・読む・書く」の3技能の
平均正答率が56.5%。技能別にみると、
「聞く」が68.3%、「読む」が56.2%、「書く」が46.4%。
「話す」は30.8%だったが、約500 校が未実施だったため成績には集計されず、参考値となった。
「書く」では、与えられた選択肢の中から適切な接続詞を選ぶ2つの問題の正答率は、80.2%と59.2%と高かった。
一方、学校を表す2 つのピクトグラム(絵文字)の案を比較して、どちらがよいと思うかを25 語以上で記述する
問いの正答率が1.9%。「聞く」「読む」でも、記述式問題の正答率は8.5%と11.6%で、全般的に「書くこと」の
苦手さが浮き彫りになった。
「話す」では、自分の将来の夢を答える問題は45.8%だったが、教師が自分の家族を生徒に紹介する会話をふまえ、
家族について自由に質問する問題の正答率は10.5%にとどまった。
また、国語では、架空の中学生新聞へ投書するという場面設定で、紙面の投稿先の情報から封筒へ宛名を記入する
問題の正答率が57.4%にとどまった。2012 年度の学力テストでも、はがきの表書きを書く問題が出題されたが、
その際の正答率は74.2%だった。電子メールの普及などで手紙をあまり書かなくなったことが反映された結果となり、
新たな課題が浮かび上がった。