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2019年3月6日

スマホ、ゲームの時間が 体力テストに影響

 スポーツ庁が公表した2018 年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力
テスト)の結果、8種目を点数化した体力合計点は、小学校女子と中学校の男女で、08
年度の調査開始以来、それぞれ最高を更新した。全体的に向上傾向にあるなかで、質問紙
調査の結果、スマートフォンやゲームなどの映像の視聴時間が長い小中学生は、合計点が
低くなる傾向にあることが明らかになった。

 スマホやパソコン、テレビ、ゲームなどの映像を視聴する時間と平均合計点を比較すると、
小5の男女はいずれも最も視聴時間が短い「1時間未満」で合計点が最も高くなり、中2の
男女は「1~2時間」が最も高くなった。視聴時間が長くなると合計点が低下する傾向にあり、
「3時間以上」だと小中の男女すべてで、それぞれの平均を下回った。最も長い「5時間
以上」では、小中の男女すべてで最も低かった。

 全国学力テストの結果分析でも、ゲームに費やす時間が長いほど平均正答率が低くなる
傾向がみられた。ゲームで遊ぶ適切な時間は「1時間以内」とされることが多いが、
小中学生の1日のゲームに費やす時間は増加傾向にある。

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