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2018年10月26日

中高生のネット依存 15年で倍増、推計93万人

東京都が今年2月、小学校4年生から高校生までの子どもに携帯電話・スマートフォンなどを
持たせている保護者を対象にした調査では、スマホの利用割合は、小学生で40.4%、中学生は
83.6%、高校生は93.6%に上った。スマホの利用割合は、2016 年度より7.8 ポイント増加し、
低年齢化が進んでいる。
 こうしたスマホの普及を背景に、インターネット依存が疑われる中高生が全国で推計93万
人に上るとする調査結果を、厚生労働省の研究班が発表した。前回調査(2012 年度)の
51 万人から倍近く増加した。
 調査は17年12月~今年2月、全国の中学校48 校と高校55 校の全生徒を対象に実施し、
約6 万4000 人から回答を得た。 「ネットに夢中になっていると感じる」「制限しよう
としてうまくいかなかったことがある」「使用しないと落ち着かない、いらいらする」など、
ネット依存に関する8項目の質問に5個以上当てはまる人を「ネット依存の疑い」とした。
その結果、中学生は12.4%(前回6.0%)、高校生は16.0%(同9.4%)が該当。質問に
3~4個当てはまる予備軍を含めると、計254 万人に上り、中高生のいずれも女子が男子を
上回っていた。
 30 日以内に利用した端末は、中学生の7割、高校生の9割がスマホで、利用したのは
LINEなどチャットツールが6~9割、動画サイトが7~8割で、オンラインゲームは
4~5割だった。ネット依存で問題を起こした経験では、「成績低下」が約5割でもっとも
多く、「居眠り」「遅刻」「友達とのトラブル」が続いた。また、高校3年生の0.9%が
年間30 日以上の長期欠席を経験していた。

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