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2018年7月11日

中学校部活動に 企業や大学が「応援隊」

 静岡市は、市立中学校の部活動をサポートする「部活動応援隊」を結成した。部活動の質的
な向上と、教員の負担軽減がねらいで、サッカーJ1 清水エスパルスの運営会社エスパルスや
常葉大学など、45 の企業・大学などが参加を表明している。
 静岡市は2月、全国に先駆けて中学校の部活動のあり方を定めたガイドラインを策定し、
4月から実施している。また、昨年度から、教員でなくても1人で部活動の指導や試合などへの
生徒引率ができる「外部顧問」を制度化している。「外部顧問」など部活動に民間活力を生か
すため、地域企業に協力を呼びかけたところ、予想を上回る団体が名乗りを上げたという。
 日本スポーツ協会の2014 年度調査によると、中学校・高校とも4割超の教員が、未経験
の競技で部活動の顧問を務めていた。競技特性を理解しない指導は、生徒のけがを招くことも
ある。学校側は応援隊から、企業に所属する競技経験豊富な選手を外部顧問として招いたり、
練習スケジュールの改善指導を受けたりする。参加企業・事業所からは、用具の運搬(運送
業)、熱中症対策や栄養学に関する講師の派遣(医薬品製造販売)などが提案されている。

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