大阪府教育委員会は、府内の公立中学の１・２年生を対象に「到達度テスト」を実施する方針を固めた。全国学力テストで低迷する基礎学力の向上が主な目的で、テスト結果を内申点に反映させるよう、府内の市区町村教育委員会に要請するという。府教育委員会は全国で唯一、学校内の成績
順位に基づく相対評価で内申点を判定しているが、早ければ2 016 年春の入試から絶対評価に切り替えることにしており、同テストを判定基準として活用する方針だ。内申点への反映については、入試の前倒しになるなどの慎重な意見が多いことから、統一ルールは設けず、反映手段は各教育委員会に委ねるかたちにした。