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2017年10月25日

中学生の母親の有職率 年々増加、中3では8割

厚生労働省が平成13 年(2001 年)生まれの子どもに毎年実施している、「21 世紀出
生児縦断調査」の結果が公表された。調査は、子どもの実態および、経年変化の状況を継続
的に観察している。
 第15 回調査は、昨年15 歳( 中学3年生) になった子どもとその保護者を対象に実施された。
 母の就業状況の変化をみると、母親の有職の割合は年々増加しており、80.8%が就業。就
業形態の内訳を第14 回調査( 中学2年生)と比べると、「常勤」が1.1 ポイント増の24.5%、
「パート・アルバイト」が0.9 ポイント増の48.9%、「自営業・家業」が0.3 ポイント減の
7.5%。また、第14 回調査時に「無職」であっ
た母親のうち、23.7%が有職となっている。
 子ども自身が考える進路と保護者が希望する進路については、いずれも「大学卒業後に働く
ことを考えている( 働いてほしい)」という回答が最も多い。内訳を子どもの性別でみると、
男子は全体の52.8%、女子は51.8%と大きな差はないが、保護者では、男子の保護者
47.1%、女子の保護者38.5%と、男女間で8.6 ポイントの差が生じた。
 また、保護者が「子どもの意思にまかせる」と回答した割合は、男子は32.4 %、女子は
37.8%と、男女間で5.4ポイントの差が生じた。

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