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2017年10月4日

海外への関心が低下 20年で価値観逆転

 博報堂生活総合研究所の「こども20 年変化」の調査結果の続報で、「世界全体のことよりも日
本のことを第一に考えるべき」と回答した子どもが、過去最高となった。調査は、1997 年、
2007 年、2017 年に、小学校4年生から中学校2年生までの子どもを対象に、ほぼ同じ内容の
アンケートを続けている。
 「家族で行きたい旅行先」を日本と海外の二者択一で質問すると、「日本」が41.3%→48.5%
→60.0%、「外国」が44.2%→41.3%→30.5%と、2007 年調査時点で逆転した。
 また、子どもたちに、世界全体と日本のどちらを第一に考えるべきか聞いたところ、「日本のこと
を考えるべき」は37.3%→42.3%→54.0%で過去最高、一方「世界全体のことを考えるべき」
は61.8%→57.6%→45.9%で過去最低となり、20 年間で完全に逆転した。
 また、新たに加えられた「将来、海外留学をしたいか」という質問には、76.0%が「いいえ」、
「将来、海外で仕事をしたいか」という質問には、87.6%が「いいえ」と回答。全体的に海外に対
する関心の低下が表れていた。

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