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2017年5月3日

日本の高校生 受け身で一夜漬け?

 日本の高校生は、ノートは取るが授業は受け身になりがち、試験前の勉強は一夜漬け―。国立
青少年教育振興機構の、日米中韓4か国の高校生の勉強や生活などを比較した意識調査の結果
で、こんな日本の高校生の勉強スタイルが浮かび上がった。
 調査は昨年9~11月、4か国の高校生を対象に、勉強のやり方や学校生活などを把握するため
実施。計約8,000人から有効回答を得た。
 勉強の仕方を複数回答で尋ねたところ、「試験前にまとめて勉強する」を選んだのは、日本は
6 9 . 3 %で、米国6 9 . 0 % 、韓国5 6 . 4 % 、中国48.4%と、日本が一番多かった。
 授業中の態度について、「グループワークのときには積極的に参加する」という設問に「よくある」と
答えた割合は、米国68.1%、韓国54.2%、中国45.4%に対し、日本は25.3%にとどまった。一方
で、「きちんとノートを取る」は、50~60%台の米中韓に対し、日本は79.4%に上った。
 人生目標に関して日本は、「高い社会的地位に就く」が13.8%で、他の3か国の20~30%台
に比べ低く、「リーダーになること」も米国50.8%、中国24.7%、韓国18.9%に対し5.6%ともっと
も低かった。また、受けたい教育水準も、日本は「大学まで」が61.6%で4か国中もっとも多く、
「大学院修士まで」は5.1%、「大学院博士まで」は2.1%と、4か国中もっとも低かった。

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