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2016年5月18日

「じっくり しっかり くり返し」 基礎学力定着

 さいたま市教育委員会は、子どもたちに基礎的・基本的事項の確実な定着を図るため、
「基礎学力定着プログラム」を策定した。小・中学校の学習指導要領に基づいて、各教科で
確実に身につけておきたい基礎的・基本的事項を洗い出し、各学校で確実な定着に
生かすことを目指している。
 プログラムでは、学習指導要領から洗い出した基礎的・基本的事項を達成目標とする。
国語については、「読む」「書く」などの観点から整理して、小学校23項目、中学校14項目、
合計37項目の達成目標を設定。算数・数学については、「計算」「図形」などの観点から整理して、
小学校68項目、中学校34項目、合計102項目の達成目標を設定した。
 国語、算数・数学は目標を達成するために、子どもたちが自己評価できる課題等を掲載した
ワークシートを作成。さらに、達成目標が確実に定着しているかどうかを確認できる自己評価シートを
作成した。
 ワークシートは、授業中をはじめ、朝自習や放課後の補習、家庭学習などで活用されている。
 市教育委員会は、実践研究「子どもたちが望む『よい授業』の4因子」を分析して明らかになった、
基礎基本を定着させる授業と高い学力の関係性を考慮。子どもたちにとって楽しい授業とは、
「分かった」「できた」という喜びを感じられる授業であるとする。そのため、「じっくり、しっかり、
くり返し」学んでいける構成に工夫を凝らし、基礎学力の定着に向け、プログラムを活用してほしい
としている。

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