これだけは知っておきたい教育NEWS

2016年5月4日

「義務教育学校」 認知度4分の1

 4月から、小・中学校の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」が、新たな学校種として制度化
された。ソニー生命保険が今年の1~2月、大学生以下の子どもの保護者1000人に、義務教育
学校という新たな学校の種類が設けられることを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は
24.2%、「知らなかった」が75.8%と、義務教育学校の存在を知らなかった人が多くを占めた。
 義務教育学校に関する意識について、「中1ギャップの防止に効果がある」と思うか聞いたと
ころ、「そう思う」(「非常に」+「やや」)が50.3%。「柔軟なカリキュラムにより、英語教育
の強化につながる」では56.4%が「そう思う」と回答した。
 一方、デメリットでは、「小学校高学年のリーダーシップが育ちにくい」で「そう思う」が
5 1 . 3 % 、「“出会い・別れ”といった人生経験の機会が失われる」では、「そう思う」が65.1%と
なった。
 そして、「今後、義務教育学校を増やしていくべきだと思うか」では、「そう思う」は50.8%、
「そう思わない」(「全く」+「あまり」)が4 9 . 2 %と、意見が分かれる結果となった。
 増やしていくべきだと思わない理由では、「小学校を卒業して中学校に進学する事が一つ
の区切りになり、子どもにとっても大事な儀式だと思うから」という意見や、「自分が育った環境と
異なるため、教育に不安が生じる」、「メンバーが変わらないとういう点がデメリットに働く可能性
があるのではないか」などの意見があった。

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