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2016年3月23日

探究型学習の学力調査 小中学校で試行

 山形県教育委員会は1月、探究型の学習に関して子どもたちの習熟度を調べる独自のテスト
「県学力等調査」を、県内の18校の小学5年生と中学2年生を対象に実施した。
 小学校は大問4題で、「国語・社会・算数・理科」「国語・社会」「算数・理科」の合教科型3題と、特定
の教科の枠を超えた総合型1題。中学校は大問5題で、「国語・社会・数学・理科・英語」「国語・社会」
「数学・理科」の合教科型3題と、総合型1題、英語単独で1題。さらに、小中とも生活習慣などを調べ
る学習状況調査も行われた。
 中学校の合教科型の大問では、県内の縄文時代の遺跡にスポットをあて、ポスターにまとめる
という設定で、各教科にからんだ問題が出題された。また、英語では、山形市に住むALTの先生に花笠
まつりを紹介するという設定で出題。郷土愛の育成をねらい、県の観光などを題材にしている。
 10月には全県調査を実施する。問題と正答例は県のホームページに掲載されており、県教育委員会は、
今回テストを受けていない学校も、授業で活用するよう呼びかけている。

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