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2016年1月27日

女子の体力過去最高 握力・ボール投げは低迷

 小学校5年生と中学校2年生全員を対象にした、今年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等
調査」(全国体力テスト)の結果が公表された。女子は全9種目のうち、中学校が7種目で、小学校が
5種目で過去最高となった。一方、握力とボール投げは、小中の男女とも過去最低を更新した。
 調査は2008年度に始まり、今年度は4~7月、全国の小5と中2のほぼ全員、約213万人を対象
に実施された。8種目合計点(80点満点)では、女子は中2が4 9.0点(昨年度4 8.5点)、小5が
55.2点(同55.0点)でいずれも過去最高を記録。男子は小5が53.8点(同53.9点)で、過去最低
となり、中2は41.8点(同41.6点)でほぼ横ばいだった。
 かねてから指摘されてきた女子の運動不足も、わずかに改善がみられた。同時に実施された
アンケートによると、体育の授業を除く週の合計運動時間が「60分未満」と答えた子の割合は、
中2女子で20.9%(作年度比0.9ポイント減)、小5女子で12.9%(同0.4ポイント減)だった。
 また、今回初めて体格との関係を調べたところ、肥満、やせ気味の子どもは小中男女とも合計点
が低く、1週間の運動時間は60 分未満の割合が高かった。

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