これだけは知っておきたい教育NEWS
2015年12月16日
英語教員養成課程にコアカリキュラム
英語教育改革に取り組む文部科学省は、次期学習指導要領で、小学校5、6年生で英語を教科
にするほか、高校と同様、中学でも英語による授業を基本にする方針を示している。
こうしたなか、英語教員を目指す学生が習得すべき最低限の能力を示した指針(コアカリキュラム)を
作成することを決めた。教員養成系大学は、これを核(コア)にして、教育課程を編成することが
求められる。
2013年に閣議決定された第2期教育振興基本計画では、英語教員の英語力の目標を
「英検準1級程度以上」と設定し、17年度までにその取得割合を、「中学50%、高校75%」に
することを掲げた。しかし、14年12月時点で、中学は29%、高校も55%にとどまっている。
また、大学入試で「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能を評価することが求められるなか、
現職の教員の研修だけでは対応しきれない現状があり、コアカリキュラムは、
教員養成の段階から指導力向上を図るねらいがある。今後、教員養成系大学や教育委員会から意見を募り、
来年2月に有識者会議がモデル案を作成。大学での実証を経て、次期学習指導要領が改訂される16年度に
あわせてまとめ、18年度以降の導入を目指している。
にするほか、高校と同様、中学でも英語による授業を基本にする方針を示している。
こうしたなか、英語教員を目指す学生が習得すべき最低限の能力を示した指針(コアカリキュラム)を
作成することを決めた。教員養成系大学は、これを核(コア)にして、教育課程を編成することが
求められる。
2013年に閣議決定された第2期教育振興基本計画では、英語教員の英語力の目標を
「英検準1級程度以上」と設定し、17年度までにその取得割合を、「中学50%、高校75%」に
することを掲げた。しかし、14年12月時点で、中学は29%、高校も55%にとどまっている。
また、大学入試で「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能を評価することが求められるなか、
現職の教員の研修だけでは対応しきれない現状があり、コアカリキュラムは、
教員養成の段階から指導力向上を図るねらいがある。今後、教員養成系大学や教育委員会から意見を募り、
来年2月に有識者会議がモデル案を作成。大学での実証を経て、次期学習指導要領が改訂される16年度に
あわせてまとめ、18年度以降の導入を目指している。