これだけは知っておきたい教育NEWS
2015年9月7日
スマホの使用時間と学力 使用禁止で成績向上!?
昨年の全国学力テストと生活習慣調査の結果で、スマートフォンや携帯電話の使用時間
が長いほど、成績が低くなる傾向が指摘され、各教育委員会でもスマホなどの使用時間と
学力の相関について調査を進めている。
横浜市教育委員会は、2014年度市学力・学習状況調査で、中学生を対象に電子メールや
ソーシャル・ネットワーキング・サービス( S N S )について調査。その結果、
1日に1時間以上、電子メールやインターネット、S N S をする中学生が約50%に上ることがわかった。
教科調査の正答率と質問の回答をクロス集計した結果、「30分より少ない」と答えた生徒の正答率は、
中1で62.1%、中2で64.3%、中3で63.9%だった。これに対し、「3時間以上」
と答えた生徒では中1で4 9 . 8 % 、中2 で51. 3 %、中3で4 8. 4% と、12~15ポイント
ほど低くなっていた。
一方、英国では、学校での携帯電話使用を禁じると、試験の成績が上がったという調査結果を、
ロンドン大学経済政治学院(LSE)の研究チームがまとめ、注目を集めている。
研究チームは20 01年以降、英国内91校のセカンダリー・スクール(11~16歳)の
携帯電話に関する規則の変更を調査し、生徒たちが16歳のときに受ける全国学力試験の結果との
相関関係を調べた。
その結果、校内で携帯電話を使うことを禁止した学校では、1年目には成績の変化はほとんど
見られなかったが、その後の変化を平均すると、6.4%高くなった。最も効果が現れたのは成績
下位層の生徒で、14 . 2 % も向上していた。また、11歳よりも16歳の生徒のほうが、より効果
が現れ、成績上位層では、効果はあまり見られなかった。
こうした成績の向上は、授業時数を週1時間追加する、あるいは年間授業日数を5日増やすのと
同等の効果があるという。
が長いほど、成績が低くなる傾向が指摘され、各教育委員会でもスマホなどの使用時間と
学力の相関について調査を進めている。
横浜市教育委員会は、2014年度市学力・学習状況調査で、中学生を対象に電子メールや
ソーシャル・ネットワーキング・サービス( S N S )について調査。その結果、
1日に1時間以上、電子メールやインターネット、S N S をする中学生が約50%に上ることがわかった。
教科調査の正答率と質問の回答をクロス集計した結果、「30分より少ない」と答えた生徒の正答率は、
中1で62.1%、中2で64.3%、中3で63.9%だった。これに対し、「3時間以上」
と答えた生徒では中1で4 9 . 8 % 、中2 で51. 3 %、中3で4 8. 4% と、12~15ポイント
ほど低くなっていた。
一方、英国では、学校での携帯電話使用を禁じると、試験の成績が上がったという調査結果を、
ロンドン大学経済政治学院(LSE)の研究チームがまとめ、注目を集めている。
研究チームは20 01年以降、英国内91校のセカンダリー・スクール(11~16歳)の
携帯電話に関する規則の変更を調査し、生徒たちが16歳のときに受ける全国学力試験の結果との
相関関係を調べた。
その結果、校内で携帯電話を使うことを禁止した学校では、1年目には成績の変化はほとんど
見られなかったが、その後の変化を平均すると、6.4%高くなった。最も効果が現れたのは成績
下位層の生徒で、14 . 2 % も向上していた。また、11歳よりも16歳の生徒のほうが、より効果
が現れ、成績上位層では、効果はあまり見られなかった。
こうした成績の向上は、授業時数を週1時間追加する、あるいは年間授業日数を5日増やすのと
同等の効果があるという。