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2015年3月11日

課題解決型学習 授業法を開発

文部科学省は新年度から、未来型授業「課題解決型学習(アクティブ・ラーニング、A L)」
の指導法を研究・開発する「次世代型教育推進センター」を新設する方針を決めた。
 A L は、子どもたちが自ら課題を見つけ、互いに意見を出し合いながら教員も交えて解決
策を探る授業方法で、思考力や表現力、協働性の育成に効果があるとされている。文科省
は2 018 年度以降、小学校から一部実施される次期学習指導要領のなかに、A Lの充実策
を盛り込む予定だ。しかし、A Lのような「双方向型」授業は歴史が浅く、まだ授業法が確立
されていない。一部の学校が試行錯誤しながら取り組んでいるのが現状だ。
 このため文科省は、所管する「教員研修センター」内に「次世代型教育推進センター」を設
置し、研究・開発を進めることにした。
 専属スタッフとして、教師歴10 年以上の小中学校の教員を全国から計10人程度募集し、
A Lの指導法を考案し、学校で実践しながら開発を進める。最終的には各市区町村教育委員
会で実施できる研修プログラムを作成し、全国の学校に普及させる計画だ。

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