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2016年3月30日

中高生の自転車事故 シニア層の4~5倍

 中高生の自転車の事故頻度が、シニア層(55歳以上)に比べ約4~5倍と高いことが、自転車の
安全利用促進委員会の「中高生の自転車事故実態調査」でわかった。また、そのうち約7割が自転車側
の法令違反によるものだということが明らかになった。
 交通事故総合分析センターの資料によると、各年代別の1000人あたりの事故頻度は、もっとも高頻度だったのが
高校生( 1 6 ~ 1 8 歳)の5.6%、続いて中学生(13~15歳)の4.1%、小学生(7~12歳)の2.4%。
一方、55歳以上の事故率は、55~64歳が1.2%、65~74歳が1.4%と、中高生に比べて低くなっていた。
 また、自転車事故における違反の割合は、中学生が1 9 5 8 件( 7 2 . 0 % )、高校生6 5 7 5 件
(68.9%)で、全体の違反率65.4%を上回っていた。
 昨年6月に道路交通法が改正され、14歳以上の危険運転常習者には罰則が導入された。委員会では、
中高生の年代は、免許取得などで交通ルールの知識を理解する機会が少ないため、学校などで行われる
講習の充実を呼びかけている。

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